頭の中が散らかっている日は、AIに箇条書きにしてもらうだけでいい
考えをまとめる前に、まず外に出すためのChatGPT活用
理系トレーナー岡田です。
札幌で小さなジムを運営しながら、ChatGPTやGeminiを使って、仕事と生活のちょっとした面倒を少しずつ減らしています。
このシリーズでは、無料版のChatGPTやGeminiでも使える、AIのお役立ち知識や小さなテクニックを書いていきます。
日常の中で「これ、少し面倒だな」と感じることを、AIでどう軽くできるかを書いていきます。
頭の中が散らかっている日がある
仕事をしていると、頭の中が散らかっている日があります。
やることはある。
考えたいこともある。
返さないといけない連絡もある。
でも、何から手をつければいいのかが少しぼやけている。
こういう日は、仕事量そのものよりも、何から考えればいいのかわからない感じがしんどいです。
僕の場合だと、ジムの予約導線、Instagramの投稿、お客様への返信、ホームページの修正、Substackの記事、明日の予定、自分のトレーニングまで、いろいろなものが同じ場所に置かれているような感覚になることがあります。
ひとつひとつは、ものすごく大きな問題ではありません。
でも、全部が頭の中に同時にあると、妙に重くなるんですよね。
以前は、とりあえずノートに書き出したり、スマホのメモに雑に打ち込んだりしていました。
もちろん、それでも少しは楽になります。
ただ、書き出したメモ自体がまた散らかることもあります。
予約導線のこと。
Instagramの投稿案。
お客様への返信。
ホームページの修正。
買い物。
明日やること。
なんとなく気になっていること。
それぞれは小さいのに、頭の中で一緒になると、動き出すまでに少し時間がかかります。
しかも、動けていない時間が長くなると、だんだん「何もしていない自分」が気になってくる。
実際には考えているのに、前に進んでいないように感じる日があります。
最近思うのは、こういうときのAI活用は、すごい答えを出してもらうところから始めなくてもいいということです。
まずは、頭の中にあるものを箇条書きにしてもらう。
それだけでも、少し進むことがあります。
まとめる前に、まず外に出す
AIを使うとき、多くの人は最初からきれいな質問をしようとする気がします。
ちゃんとした文章にして、条件を入れて、目的を決めて、うまく聞かないといけない。
たぶん、そう思うほどAIを使うハードルは上がります。
でも、頭が散らかっているときに必要なのは、完璧な質問よりも、まず外に出す場所です。
たとえば、こんな感じで十分です。
今、頭の中が散らかっています。
以下のメモを、やること、決めること、気になっているだけのことに分けて、箇条書きで整理してください。
そのうえで、今日やることを3つだけ選んでください。
このあとに、思いついたことをそのまま貼ります。
文章になっていなくてもいいです。
言い方が雑でもいいです。
同じことを何回か書いていてもいいです。
AIは、こちらの雑なメモを見て、ある程度まとまりごとに分けてくれます。
この時点で、少しだけ呼吸がしやすくなります。
考えがまとまらないからAIを使えないのではなく、まとまっていないものを外に出すためにAIを使う。
この感覚を持てると、無料版のChatGPTやGeminiでもかなり使いやすくなると思います。
箇条書きにすると、悩みの種類が見えてくる
頭の中で混ざっていることは、全部同じ悩みに見えます。
でも、箇条書きにしてもらうと、意外と種類が分かれます。
たとえば、こんな感じです。
すぐやること
あとで考えること
誰かに確認すること
今は気にしなくていいこと
ただ不安になっているだけのこと
この分類が出るだけで、だいぶ違います。
僕の場合、ジムの運営をしていると、発信、予約導線、お客様対応、ホームページ、会員さんのトレーニング、イベント、物販、経理っぽいことまで、頭の中にいろいろ入ってきます。
それぞれ単体なら大したことがないのに、全部が同時に浮かんでいると、なぜか動きにくくなる。
でもAIに渡して、
今日やること
今週考えること
いったん保留でいいこと
に分けてもらうと、少なくとも目の前の一手は見えます。
この一手が見えるだけで、仕事は少し進みます。
やる気が出たから動ける日もありますが、動く順番が見えたからやる気が戻る日もあります。
これは、わりと大事な感覚だと思っています。
やる気がないから止まっているように見えて、実は順番が見えていないだけのこともあります。
うまく使うコツは、きれいに書こうとしないこと
AIに渡すメモは、きれいに書こうとしない方が使いやすいです。
たとえば、こういう雑なメモでも大丈夫です。
LINEの最初のメッセージ直したい
体験予約の説明が長いかも
Instagramの投稿ネタない
返信しないといけない人いる
ホームページの料金ページ見直し
買い物
なんか疲れてる
明日の予定確認
Substackの記事どうしよう
体験の人に送る文面も考えたい
人に見せる文章としては、かなり雑です。
でもAIに並べてもらうには、これくらいで十分です。
むしろ、きれいに書こうとすると、その時点で止まることがあります。
AIに渡す前の文章を整えるために疲れてしまう。
これは、少しもったいないです。
最初は、メモのまま渡すくらいでいいと思います。
そのうえで、こう頼みます。
上のメモを整理してください。
まず、種類ごとに分けてください。
次に、今日やることを3つに絞ってください。
最後に、最初の一歩をそれぞれ1行で出してください。
これだけで、散らかったメモが少し扱いやすくなります。
ポイントは、AIに立派な答えを求めすぎないことです。
まずは、頭の中にあるものを並べる。
次に、種類ごとに分ける。
最後に、今日の一歩を選ぶ。
このくらいの使い方だと、かなり気軽に試せます。
AIに決めてもらうより、見える形にしてもらう
ここで大事なのは、AIに全部を任せる感覚で使わないことだと思っています。
最終的に決めるのは自分です。
ただ、頭の中にあるままだと、何を決めるべきかも見えないことがあります。
だからまず、AIに見える形にしてもらう。
これは、仕事でも生活でも使いやすいです。
たとえば、仕事なら、
お客様への返信
今日のタスク
発信のネタ
打ち合わせ前の確認事項
ホームページ修正のメモ
LINE配信の案
資料作成の材料
生活なら、
買い物
家の用事
病院や役所の手続き
旅行前の準備
家族に相談すること
なんとなく気になっていること
このあたりは、AIに分けてもらいやすいです。
そして、出てきたものを見て、自分で順番を入れ替える。
違うと思ったところは直す。
これは後でいいなと思ったものは外す。
今日やることだけ残す。
その作業をしているうちに、少しずつ自分の頭も落ち着いていきます。
AIが代わりに生き方を決めるわけではありません。
ただ、決める前のごちゃごちゃを少しほどいてくれる。
そのくらいの距離感が、日常ではちょうどいい気がしています。
小さな事業者ほど、頭の中に置きっぱなしの仕事が多い
小さな店舗や個人事業者は、担当者が分かれていないことが多いです。
発信する人も自分。
返信する人も自分。
サービスを考える人も自分。
現場に立つ人も自分。
お金のことを考える人も自分。
そうなると、仕事が終わっていないというより、頭の中で開きっぱなしのタブが多い状態になりやすいです。
これが地味に疲れます。
ひとつひとつの作業は大きくなくても、ずっと頭の片隅に残っている。
あれもやらないと。
これも考えないと。
あの返信どうしよう。
次の投稿どうしよう。
あのページ、直した方がいいかも。
こういうものを、全部自分の頭の中だけで管理しようとすると、だんだん重くなります。
だから、AIを使ってすごい成果物を作る前に、まずは頭の外に置く。
それだけでも、かなり現実的な使い方だと思います。
小さな事業者にとってのAIは、最初から大きな自動化ツールである必要はないと思っています。
まずは、頭の中に散らばっている仕事を、見えるところに出してくれる相手。
それくらいから始める方が、長く使える気がします。
たぶん、AI活用の最初の一歩は、仕事を速くすることよりも、自分が何に詰まっているのかを見えるようにすることなのかもしれません。
すぐ使える聞き方
最後に、僕が使いやすいと思う聞き方を置いておきます。
そのままChatGPTやGeminiに貼って、下にメモを足せば使えます。
今、頭の中が散らかっています。
下に思いついたことをそのまま書くので、整理してください。やってほしいことは3つです。
1つ目、内容を種類ごとに分ける。
2つ目、今日やることを3つに絞る。
3つ目、それぞれ最初の一歩を1行で出す。まだ考えがまとまっていないので、足りない情報があれば最後に質問してください。
この聞き方の良いところは、最初から結論を求めていないところです。
並べてもらう。
分けてもらう。
絞ってもらう。
必要なら質問してもらう。
それくらいの使い方だと、AIとのやり取りがかなり楽になります。
もう少し仕事寄りにするなら、こう聞いてもいいと思います。
下のメモを見て、仕事、生活、発信、連絡、あとで考えることに分けてください。
そのうえで、今日やると気持ちが軽くなりそうな順に3つ選んでください。
ここで大事なのは、効率だけで並べてもらわないことです。
実際には、5分で終わる返信をひとつ返すだけで、かなり気持ちが軽くなることもあります。
AIに優先順位をつけてもらうときは、早く終わる順だけでなく、気持ちが軽くなる順で聞いてみるのもおすすめです。
仕事は、作業時間だけで重さが決まるわけではありません。
ずっと気になっている小さなことを先に片づけるだけで、その日の見え方が変わることもあります。
少し進むだけでいい日もある
AI活用というと、どうしても劇的な効率化や、すごい自動化を想像しがちです。
もちろん、そういう使い方もあります。
でも日常でいちばん助かるのは、もっと地味な場面かもしれません。
頭の中が散らかっている。
何からやればいいかわからない。
でも、止まっている時間が少ししんどい。
そんなときに、AIに箇条書きにしてもらう。
それだけで、少し前に進める日があります。
全部を解決しなくても、次の一歩が見えれば十分な日があります。
僕にとってAIは、最近そういう存在になっています。
すごい答えをくれる相手というより、頭の中に溜まったものを一度外に出して、一緒に眺められる相手。
そう考えると、AIを使うハードルは少し下がる気がします。
仕事でも生活でも、止まっている理由が能力不足とは限りません。
ただ、頭の中に置いているものが多すぎるだけのこともあります。
そんな日は、まず箇条書きにしてみる。
きれいにまとめるのは、その後でいいのかもしれません。
そして、今日できることがひとつだけ見えたら、それで十分な日もあります。
AIを使っても、毎日すごくならなくていい。
少し軽くなる。
少し見える。
少し動ける。
そのくらいの使い方が、結局いちばん続く気がしています。
この文章が少しでも響いた方は、ぜひ登録してもらえると嬉しいです。
次回以降も、無料版のChatGPTやGeminiでも使える、仕事と生活の小さな面倒を軽くする使い方を書いていきます。








